『ビスケット工場アルバイト』

(給与)時給700円+おやつ支給
(時間)朝9時〜夕方5時(おやつ休憩有)
(休日)土日(おやつ補助有)

ビスケット工場のアルバイトを募集します。
特別な資格や技術はいりません。
唯一必要なこと、それは、
「ビスケットが好き」という気持ちです。

当社のビスケットは、
なんの変哲もない、ごくごく普通の
丸くて甘いビスケットです。
おかあさん、おばあちゃん、そのまたおばあちゃんの時代から、
形も味もそのままに、みなさまに愛されつづけています。
製造法も、先代の先代、そのまた先代の時代から、
変わることなく受け継がれています。

工場での作業の流れを、
簡単にご説明しましょう。

まずは、工場に入る前に、
清潔な白衣に着替え、マスクをし、
手をしっかり洗います。

準備が整いましたら、
作業員が一斉に工場に入ります。
入る際、工場リーダーから、
ポケットがひとつ手渡されます。
ポケットにはマジックテープが付いていますので、
白衣の好きなところに各自で取り付けます。

所定の場所につくと、
ビスケットがひとつずつ配布されます。
それをポケットに入れます。

壇の上に立っているリーダーが、
笛をピッと鳴らします。
その笛に合わせてポケットをパンッとたたきます。
すると、ビスケットはふたつになります。

リーダーが再び笛を鳴らします。
ポケットをパンッとたたきます。
そうすると、ビスケットはみっつになります。

ポケットからビスケットをふたつ取り出し、
ベルトコンベヤーに乗せます。

リーダーが笛を鳴らします。
たたきます。
ふえます。
鳴らします。
たたきます。
さらにふえます。
のせます。

以上のことの繰り返しです。

ポケットは基本的に一人ひとつですが、
ベテランのパートタイマーさんになると、
体中にポケットを装着し、
笛に合わせ、時に手拍子も打ったりしながら、
舞い踊るようにビスケットを量産する人もいます。

簡単な仕事のようですが、
リーダーの笛に合わせ、
リズミカルに、小気味よく、
パンッと的確にポケットをたたく必要があります。
くだけたり、ヒビが入るなんて事は
あってはなりません。
研修は思いのほか厳しいと思いますが、
「ビスケットが好き」という気持ちさえあれば、
越えられない壁ではありません。

がんばった方には、
アルバイトから社員への昇級制度もあります。
社員になると、有給休暇中や退職後のビスケットも保障されるほか、
「ふしぎなポシェット」も特別支給されます。

ビスケットを愛してやまないあなた、
ぜひ一緒に働きましょう。

(同時募集)
ビスケットの原材料となる、
自社製バター作りのアルバイトも募集します。
ヤシの木のまわりをグルグルと走り回るトラを見ているだけなので、
ビスケット作りよりも簡単です。
リズム感に自信がない方は、
こちらにご応募ください。

書き手 山田